ライフストーリー(自分史)をなぜ書くのか

こんにちは、津田典果です。

私が行っているライフストーリー(自分史)コンサルティング、
「なんか『ライフストーリー』って気になるけど、書くとどんないいことあるのですか?」
という質問をよくいただきます。

昨日ちょうどコンサルを行ったので、そこでのエピソードも含めて、ライフストーリーを書くということについてお伝えします。

 

ライフストーリーをなぜ書くのか?

ライフストーリーとは、自分の記憶のある幼稚園時代くらいから現在までの、様々な記憶を思い出して1冊のノートにまとめるというものです。さらに詳しい説明は、サイトの「個人向けコーチング&コンサル」ページに詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。

では、
なぜ、ライフストーリーを書くのか。

昨日のクライアントさんは、やりたいことがたくさんあるが、自分が本当にやりたいこと、やるべきことは何か、残りの人生をどう生きていくかを考える上で、これまで自分がやってきたこと、何を大切に生きてきたかなどを改めて確認したい、という動機でライフストーリーに取り組まれました。

具体的には、50代の女性でご自身で事業をすでにされている方です。

一見、すでに独立していて、もうやることも決まっているし、成功している人がなぜ?と感じますよね?

でもそうではないのです。
皆さんもこんな風に思ったことはありませんか?

・自分でなんとなく感じている「自分ってこういう人」「こういうことが得意かな」「10年くらいしたらこうなっていたらいいな」という感覚、これって本当なのだろうか(本心だろうか)

・その感覚はいったいどこから生まれただろうか・・・昔から人からそう言われることが多かったから、だったら結局自分ではそう思っていないのではないか、自分で自分がわかっていない??

・いろいろやりたいことはあるけれど、どれもなんとなく、の気がする

・常に新しいことにチャレンジしてるって、飽きっぽいってこと?結局中途半端にできることが多い・・・

もちろん、このような気持ちを抱えていても目の前の仕事はできますし、余暇を楽しむこともできます。
ただ、なにか心に影(もやもや)がある感じ、なにか「無難で失敗がない」を選んでいるような感じ、
はっきり言ってしまえば、本当の自分」を知らずに生きているような感覚。

この想いを払拭し、「本当の自分」を知り、「本当の自分」の感覚を持って生きたい!を実現するために、ライフストーリー(自分史)に皆さん取り組まれています。

 

書くことの意味

ライフストーリーは1回書いて終わり、ではなく、
2回3回と同じ質問に答えながら、自分の答えを書き足していきます。
それは、1度では自分の都合のいいことしか思い出さないから。

人の脳ってよくできていて、嫌なことは忘れ、いい思い出はさらに美しく記憶しているものです。
だから、「ちょっと思い出して」程度では鮮明に記憶していることしか書けないのです。

それでは意味がない!

だから様々な角度からの質問を投げています。
例えば「中学校の時の担任の先生との思い出」「小学校のときに熱中した遊び」など。

また、これまでに自分では考えたことがない無意識を掘り起こすこともします。
「子どもの目からみて両親の関係性は」「その出来事が今の自分にどんな影響を与えているか」

自分で言うのもなんですが、この「問い」が秀逸なんです!

この秀逸な問いに答え、さらにコンサルの時間に深く突っ込まれる「これってどういう気持ちだった?」とか。
そうやって質問攻めに合いながら、自分では気づかなかった自分の気持ち、蓋をしていた過去の想いに気づきます。

この「問いの答えを書き出す」ことは、
書いて気づき→質問に答えて言葉を発しながら納得し→あとで読み返して深く落ちる、
この肚落ちループに欠かせない作業なのです。

表面的な気づきで終わらない、納得感200%の感覚を味わうことで、
ライフストーリーを書いた後は皆さん、自分の人生をすべて受け入れたしなやかな強さを持った姿に変化しています。

 

こんな人にぜひ書いていただきたい

自分の人生をより充実させたいと思っている人はみんな!(笑)と言いたいのですが、
敢えてこんな人、というならば、

・今の生き方、仕事に満足できていない方、もやもやを感じている方
・自分のネガティブな思考は、育った環境のせいだと思っている方
・受験に失敗したことが、自分のうまくいかない人生の始まりだと思っている方
・勢いで独立したけれど、なんかうまくいかない
・このままいずれ定年を迎えて、その先が全く見えない
・自分を活かす仕事や生き方を見つけたい
・このままじゃ嫌だけど、かといって何をしたらいいのかわからない

このような想いを抱えている方には、必ずお役に立てます。断言します。

 

まとめ

ライフストーリーを書くのは、何か新しい知識を学ぶというわけでもなく、誰かの力に任せるのでもなく、何か物を買うのでもない。

つまり、外の力を入れたり使ったりするのではなく、自らの内側から未知の力を引き出してくるもの。

未知の力、なんていうと魔法か超能力のようですが、そのようなつかみどころがないものとは違って、
まさに「自分の中から掘り出す」からつかみどころ100%、納得感200%の地に足のついた究極の自己分析ツールであり、自己肯定感醸成ツールです。

あなたの先の人生を、より豊かに自分らしくしてくれる最強ツール、
自分の場合はどうなんだろう?などと思った方は、覚悟を決めて(笑)ライフストーリーを書いてみませんか?
そう、自分の人生を書ききる覚悟(物理的・精神的)が必要!ということは、先に伝えておきますね。

ちょっと気になるけど・・・という方は、個別メール相談(無料)をご利用ください。

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Profile

Fine HR代表
津田 典子(TSUDA Noriko)


大学卒業後、ANA(全日本空輸株式会社)に客室乗務員として入社。11年の乗務の中で、何十万人という多様なお客様の接客を経験し、ファーストクラスでの最上級のサービスや、パーサーとしてその日のお客様に合わせたサービスをコーディネイト。チーフパーサーとして、フライト全体のマネジメントを行う。


出産を機に、退職。42歳で採用コンサルティング会社に再就職し、その後キャリアコンサルタントとして独立。


現在は企業向けのマナー・コミュニケーション講座への登壇や、大学講師として、学生から社会人まで多くの人の成長を支援している。


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