コロナ渦で在宅勤務をはじめ、仕事を取り巻く環境が大きく変化したことがきっかけで、
「キャリアを見直したい」「今が見直し時」と考えている、またはすでに動き始めている女性が、
調査者(1136人)の半数にも上ると、日本経済新聞のテレワークに関するアンケート調査で明らかになったそうです。
「見直し」には、転職、副業、起業、学びなおし、が含まれ、
具体的に考え、転職サイトに登録したり、大学院入学の勉強を始めている人など、
様々な形があるそう。
自粛生活による価値観の変化
自粛生活は、私たちに様々な変化を強要し、人はそれに柔軟に対応しました。
そして、新しい生活様式は、私たちに様々な問いを投げかけました。
その結果、今までの「当たり前」が「当たり前でなくなる」こと、
つまり、「価値観の変化」が起こりました。
当たり前だと思って耐えていた満員電車、片道90分の通勤、聞いている時間の方が長い会議、テレワークは一部の業種にしかできないという考え、など、これまでの「常識」が皆覆され、新たに自分の頭の中の常識や価値基準を構築することになりました。
ハンコを廃止する動き、通勤定期の支給をやめるなどの動きは、その一つです。
あなたはどんな価値観の変化がありましたか?
皆さん自身は、今どんな価値観の変化がありますか?
もしかして
・今の仕事をやっている自分にとっての価値はなんだろうか
・一人で仕事をしていたら、この仕事が自分のやりたいことだと思えなくなった
・社会がどうなっても必要とされるために、自分の価値を高めたい
このようなことを考えませんでしたか?
まさにこれが、キャリアを見直したい、という気持ちです。
キャリアの見直し方
キャリアを見直すには、まず、これまでのキャリアの洗い出し~現状把握を行います。
・これまでにやってきた仕事、経験
・得意分野、苦手分野
・大切にしている信条や考え
・大切にしたいもの・こと
・興味分野
ここで大切なのは、「ひとりでやらない」ことです。
事実ひとつを思い出すにも、自分ひとりで思い出すと、人は思い出したいことしか思い出さず、潜在意識の中の記憶にアプローチすることができません。また信条や考え、得意などは人との比較の中で気づくことが多く、周囲の声を聞くことで認識できることも多いのです。
私のコーチングセッションやライフストーリーコンサルの中で経験の棚卸しをするときは、とにかく質問攻めにして(笑)、質問に答えまくってもらうことで、忘れていた記憶もすべて吐き出していただきます。
そうすると、皆さん「あー思い出した!」「へーそんな風に見えるんだ」「意外とそうかも」という声が漏れ聞こえてきます。そして「自分の姿」を客観的に認識できるようになります。
在りたい姿を決める
過去の経験と現状把握ができたら、あとは「未来の在りたい姿を決める」です。
ここで、すぐに「次の仕事は~」「やりたいことは何かな」と具体的な転職先や学びにつなげないことです。
その前に!
どんな生き方をしたいのか、何に価値を置くのか、そんな「人としての在り方」をイメージして、その在り方をするためには、どんな働き方でどんな仕事をしたらいいのか、その在り方で思い浮かぶやりたいことは何だろう、と発想していきます。
どんな仕事、というのはいわば枝葉の部分。
自分という木の幹をしっかりと据えることを先にすると、枝葉はちゃんとそれに沿って出てきますので、安心して待っていれば大丈夫です。
まとめ
社会が不安定、環境が不安定だからこそ、環境に左右されない「自分の幹」をしっかりと根付かせたい、この想いでキャリアの見直しを考えることは素晴らしいことだと思います。そう考えている方は、きっと自分の人生を真剣に生き、そしてより良くしたいと考えているのだと思います。
そう、このコロナ渦、自粛生活は、キャリアを見直す=自分を見つめなおすチャンスです。
人と比べることなく、自分自身を見つめ、どうしたいかどうありたいか、自分自身に問うのです。
自分の幹=どう在りたいか を明確にして、納得のいく生き方を考えませんか?
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本気でキャリアの見直しをしたいとお考えの方、初回無料の体験セッションにどうぞ。